機械の逆襲!ツンデレ電話?

SPP-C700

家の固定電話機の調子がおかしくなり、交換することにした。
いままで使っていた電話機は、ソニーの「SPP-C700」でジョグダイヤルによる電話帳検索とか、声での着信通知とか結構高機能だったのだが、1999年発売の機種で調子も悪くなったので交換となった。
http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/199909/99-0908/

新しい電話機は、近所の電気屋で買ってきて無事取り付けたのだが、ここで古い方の電話機で電話帳などの個人情報を削除する必要があることに気が付いた。
マニュアルを見てみると、電話帳の一件ずつの登録、削除などの手順はあるのだが、一括での初期化手順が見当たらない、しかたがないのでソニーのサポート窓口に電話して聞いてみると、「電話帳を一括で消す方法はないので、一件ずつ消してください」と言われた。
一件ずつ消すのは面倒だなぁ、この時代の機種は、個人情報の考えがまだなかったのか・・・

しかたがないので、電話帳など削除するため、もう一度古い電話機をコンセントにつなげた。
ところが、電話機に電源が入りしばらく待っていると、急に液晶が点滅しだして「大きな液晶で、漢字表示!!ソニーコードレスホン!!」とか親機がしゃべりだした。
さらに着信音が鳴り出し「パパからの電話です」とか勝手に言い出した。
捨てられる運命を悟った電話機の最後の逆襲か?と思ったが、どうやら、回線から外された状態で電源が入ると自動的にデモモードになるらしい。
いままで、電話線につなげたままだったので気が付かなかった。

デモ機能はさらに続き、着信音とともに「だんな様〜」とか叫びだすかと思えば「この電話はお受けできません」などいたずら電話対策で冷たく言い放つ。
これってツンデレ?ある意味ソニーの電話機は時代を先取りしてたのだろうか?

しかし、回線につなげないとデモを繰り返すばかりで、電話帳などの操作できない。
取り外した電話機をもう一度回線につなぎなおしてようやく削除など行えた。

ソニー電話機に隠された機能恐るべし・・・