昼下がりの惨劇!?「ご近所の一人暮らし老婆殺人事件!?」か?

疾走する救急車!!

夏の昼下がりの午後
ふと窓の外を見ると警察官が一人、前の道を歩いていく。
なんだろう?とあまり気もとめずにいると、立て続けに消防車、救急車がサイレンを鳴らして到着した。
何事か!?と見ていると、救急隊員などが、大挙して向かいの家に入っていく。
なにか事件が発生したのだろうか?
そのうち、この騒ぎに近所の人も集まってきて、警察官に尋ねているのが聞こえる。

近所のおばさん「どうしたんですか?」
警察官「この家には、どなたがいるんですか?」
近所のおばさん「お年寄りの一人暮らしのようでしたけど…」
警察官「どうも、この家の人が死んでいるという通報があったんですよ。」
近所のおばさん「えぇ!?」

そういえば、向かいの家って、いつも雨戸が閉めっぱなしで、庭も草ボウボウ。
まさか、そんな家の中で惨劇が…


そうこうしていると、近所の交番からも自転車に乗った警察官が応援に駆けつけてきた。
現場に緊張が走る。一気に事件は盛り上がり、サスペンスの様相を呈する!!
TVならこの辺で一旦CMだ。


・・・しかし、いつまでたっても担架で”ガイシャ”は運び出されてこない。


そのうち、近所で聞き込みをしていた警察官が戻ってくる。

近所のおばさん「どうなったんです?」
警察官「どうやら、ここの家のおばあさんは、別のところに入院されて家にはいないみたいです…」
近所のおばさん「それじゃあ、大丈夫なんですか?」
警察官「ええ・・・」

警察官以下、救急隊員は、みな心なしか肩を落として帰っていく。
こうして、昼下がりの静けさが戻ってくるのでした…


彼らの背中を見ていると、どこからか高橋真梨子の「ごめんね・・・(火サスのエンディング)」が聞こえてきそうだ…
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そりゃあ、せっかく事件と意気込んできたのに残念なことでしょう。
ご苦労様と声をかけてあげたい。


しかし、なにより平和が一番。
彼らの日頃のこうした努力が、私たちの安全を守っているのだ。